プリペイドカードという意味を知っていますか?
キャッシュレス化の進む時代に、クレジットカードは必須のように見えます。
しかし、クレジットカードは落としてしまったときの不正利用が怖いですよね。また、使いすぎというのも一つの問題です。なのでクレジットカードはなるべく持ちたくないという人はかなり多いはず。
そんなあなたに、Webmoneyプリペイドカードをおすすめします。
Webmoneyプリペイドカードとは
まず、プリペイドカードとクレジットカードの違いは何でしょうか。
プリペイドを分解すると、Pre(前もって)+paid(支払った)となります。そのままですね。「先払い」のことです。
クレジットカードのクレジットはCredit(信用)を意味します。信用があるから後で支払える仕組みです。今では後払いを指す一般的な語です。
プリペイドカードはクレジットカードと違って「先に」支払っておくので、チャージした金額以上は支払うことができません。
上限があるという、明確な違いがあります。ちょうど、ICカードのSuicaやPasmoのイメージですね。
ならば、Webmoneyプリペイドカードとは何でしょうか。
Webmoneyはauを運営するKDDIの子会社です。
なので、au PAYのプリペイドカードも、Webmoneyプリペイドカードとほとんど同じです。
では、Webmoneyはauユーザーじゃないと持つことができないのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
子会社といえど、auとWebmoneyは切り分けられているので、Webmoneyプリペイドカードはだれでも持つことができるのです。
Webmoneyプリペイドカードを持つ利点
Webmoneyギフトカードのように使用できる
このカードは、よくコンビニで販売しているWebmoneyのギフトカードのように使うことができます。裏面に、Webmoney固有の16桁の文字があります。
また、コンビニのレジでチャージすることができます。レジの人に「(プリペイドカードの)チャージをお願いします」と言うことでチャージしてもらうことができるのです。
WebmoneyとMastercardの加盟店で使える
Webmoneyを一度使ったことのある人は、インターネット上でたった16桁のコード(英数字)を打つことで決済ができるかんたんさを知っていると思います。
知らない人は、クレジットカードの簡易版のようなイメージをしてもらうとわかりやすいと思います。年/月やCVCを入力する必要がなく、16桁の英数字のコードだけで決済できるのです。
ここで、セキュリティが危ういのではと思ってしまうかもしれませんが、英語も含めているので、単純計算ですが(数字10文字+英語26文字)の16乗で
7,958,661,109,946,400,884,391,936通り
もあることになります。もう桁数が多すぎて何が何だか分からないですね……。
とりあえず安全ということがわかったと思います。
Webmoneyの記載があるところならば、どこでも使えます。逆に、記載がなければ使うことができません。
しかし、このカードにはMastercard決済もできます。
Mastercardというと、クレジットカードのイメージが強いですが、実はクレジットカード以外でも使えるのです(自分も最初驚きました)。
MastercardとWebmoneyの残高はリンクされています。なので、こちらも先払いとなっており、残高以上は決済できないようになっています。なので、安心して使うことができるのです。
逆に、残高が少ないとエラーが出て決済ができないので、前もってコンビニに行っておく必要があるのです。
Mastercard加盟店となると、インターネット上はもちろん、実際の店舗にも使えます。
こうなると、大抵の店で使用できるのです。
Google PlayやPlaystationでのゲーム購入はもちろんのこと、音楽や映画を購入するといったことにも十分使うことができるのです。極端な例でAmazonにも使えます(Mastercard確認済み)。
ただし、注意点として、月額で支払うものや3Dセキュアと書かれたページでは使うことができません。要するに、スマホ代などの重要な決済サービスには使えないのです。当たり前ですが。
場所によっては1円単位でチャージ可能
ローソンでは1回のチャージに1000円以上必要ですが、1円単位でチャージできます。例えば、1489円といった感じです。
消費税などで中途半端な数字の場合、通常それ以上チャージしないと決済できません。
Webmoneyなら、ローソンなどで1円単位のチャージができるので、ピッタリ無駄なく決済できます。
ICチップによるセキュリティ
従来の磁気カードでは、磁気に弱くやセキュリティがもろいという難点がありました。
例えば、磁気カードの中身は、イメージとしてはバーコードのような感じです。
なので、線の幅や場所が変わってしまうことで、かんたんに壊れてしまうのです。逆に、変えてしまうことでかんたんに改ざんができてしまいます。
そこで、解決策として、直接ICチップと機器をつないでやりとりをする仕組みができたのです(接触型)。これによって、壊れることが減り、改ざんが難しくなったのです。
余談ですが、Suicaなどの非接触型は、接触をしない分通信をします。ポケットの中に入れていても、機器を近づけてしまうと決済されてしまう可能性があります。セキュリティ的には好ましくありません……。
Webmoneyプリペイドカードは接触型なので、そういったことを心配しなくても大丈夫なのです。
5年という長い有効期限、年会費は必要なし
他のプリペイドカードに、Vプリカというものがあります。こちらは、使い捨てのようなもので1年の有効期限が設けられています。また、休眠カード維持費として、3ヶ月間使用しないと毎月125円(税込)ずつ消費されるというものまであります。
それに対して、Webmoneyプリペイドカードには、5年という長い有効期限かあり、しかも年会費や維持費すらかかりません。
ポイントが貯まる(還元される)
ポイントが貯まるといっても、Webmoney決済を使った次の月に、数パーセント分が還元されるということです。申し込んでから3ヶ月は1%、その後は0.5%の還元がつくのです。
これは、Webmoneyを普段使う方にはWebmoneyプリペイドカードを申し込むメリットになりますね。
Mastercard決済では還元なしなので注意です。
Webmoneyプリペイドカードの発行条件
Webmoneyプリペイドカードの発行には、当然、条件があります。ただし、かなりゆるいです。
注意すべき主な点は2つです。
- 審査なし
- 年齢制限なし
- 本人確認必要
審査は必要ありません。日本に住んでいれば無条件でだれでも持つことができます。
クレジットカードのような年齢制限は必要ありません。
何歳からでも持つことができるのが、最大の利点です。
未成年の場合は親権者(保護者)の同意が必要になります。
カードを受け取るときに本人確認は必要です。多少めんどうかもしれませんが、これによってより多くの店で使うことができます。
※Webmoneyプリペイドカードには本人確認がありますが、重要な決済に使われる3Dセキュアには対応していないため、注意が必要です。
Webmoneyプリペイドカード入手方法
Webmoneyプリペイドカードはアプリからかんたんに申し込めるようになりました。
以前は、Web上で打つ必要がありましたが、最近になって変わったようです。
公式紹介ホームページ上部にある「お申し込みはアプリから」でアプリをインストールすることができます。
インストール後、場合によっては「Webmoneyプリペイドカード Lite」を申し込まなければなりませんが、こちらのLite版は使えるところが限られていて不便なので基本的に無視してしまって構わないです。
アプリを開いたら、左がわから出てきたタブから「Webmoneyプリペイドカード」を申し込むことができます。
まとめ
- 年齢制限なし
- 年会費なし
- 維持費なし
- セキュリティ的に安全
- ほとんどのMastercard加盟店で使える
- Webmoney加盟店での使用でポイントが貯まる
……などなど。利点がたくさんです。
Webmoneyプリペイドカードは持っていて損しないカードでした。