今回、UQモバイルの2年間無料でデータチャージが行える「増量オブション」について、3ヶ月ぐらい実験してみたので、ついでに記事にしてみました。
※本記事に「基本データ」「追加データ」と出てきますが、基本データは現在契約しているプランで使えるデータ通信量のこと、追加データは増量オプション(まとめてチャージ)で追加されたデータのことを指しています。
※旧プランである「Mプラン」基本データ6GB + 無料増量分3GBで検証しています。
公式サイトには、増量オプションを適用することで「6GBなら9GB」になるとありますが、この3GB分は「毎月チャージ」しないと6GBのままです。まさかの手動。
データチャージ分は上乗せされる
データチャージは俗に言う「繰り越し」のようには扱われていません。
再検証した結果、現在「期限を延長する」形で事実上 無限に増やすことができることがわかりました。
ココで注意するべきことは、「基本データ」と「追加分のデータ」は仕様が違うということ。
↑90日間の有効期限がある(購入時に確認可能)
基本データは、翌月に繰越することができます。
まとめて追加したデータチャージ分は、「90日」の有効期限がついています。
90日の有効期限と聞くと、イメージしづらいですよね。食べ物で言う”消費期限3ヶ月”といったところでしょうか。
例えば、1月にデータチャージをしたとします。そのデータは、使い切らない限り4月まで消滅せずに使うことができるということです。
重複してチャージ可能、そして、期限は延長される親切すぎる仕様
そして、親切なことに上乗せチャージが出来ます。
↑使用期限が残り少ない「1.6GB」分に、追加で3GBを足してみた
期限が近かった1.6GBが突然消滅するのではなく、しっかりとそちらも合算されていました。また、合算された上で期限も延長されるという親切すぎる仕様。
3ヶ月以内に無料分をチャージし続け、使わなければ(3GB × 24ヶ月で)追加データ72GBみたいなことができるわけです。
より詳しく知りたい方は、こちらから。以下の方が図解入りでまとめてくださっています。
有効期限の短いものから消費される本来の仕様は、「無料分」の追加データには効かず
UQモバイルは「有効期限の短いもの」から順に使われるというのが原則らしいのですが、追加データ分には適用されません。
実際に試した結果「有効期限を無視して、基本データが残っていると追加データは使われない」ということがわかりました。
基本データは、UQモバイルのシステム上、「翌月まで」のようになっています。つまり、これが”繰り越し”の仕組みです。
そこで、追加データの有効期限が「残り1日」のものを用意しました。
さて、「どちらが先に使われる」のでしょうか。
本来であれば、「有効期限が短い」追加データの方が先に使われるはずです。しかし、実際は「基本データ」ばかりが使われるという状態になりました。
基本データが先に使われて、それらがなくなったら無料分の追加データが使われるという仕組みになっているようです。
ここだけ注意すべきでしょう。
まとめ
- データチャージ分は重複してチャージでき、有効期限も延長可能
- 基本データが先に使われてしまう
余談
UQモバイルの「アプリで表示される3GB」と「チャージで扱われる3GB」は、仕様が少しだけ違います。
通常、3GBというと3072MBのことをさします(特にパソコン上では)。アプリではこちら側を採用しています。
チャージ側では、私たちが計算をしやすいように1GB=1000MBでチャージされます。なので、3GBは3000MB換算でチャージされます。
3000MBチャージしたあとに アプリ側で「約2.92GB」と表示されるのは、この仕様が原因です。