“~最後”や“~完成”にしてない? 動画などファイルを保存するときの名前・命名規則を考えてみる

「映像や動画をエンコードするときの命名規則」……なんて皆調べることはないんだろうけど、それでもこれだけは伝えたいので記事にします。

ファイル名に「最後」とか「完成」とかいう名前は絶対使うなよ!!

 

もしそうしてしまうと……動画を再編集して書き出すときに

「完成_完成_完成_完成.mp4」

「最後の最後2.mp4」

「Final_Final_Final_Fiiiiiinallll_14.mp4」

といった感じのファイルが氾濫し、後の編集で困ったことが起こります。

 

そして、終わる終わる詐欺みたいになり、いざ開いてみると

「最後って書いてあるのに全然最後じゃないじゃん!!」

という悲劇が起こるかもしれません……。

 

「いやいや、自分がわかればいいや」

「どうせ他の人は見ないだろう」

と思っているなら大間違い。

どれだけ他の人が見ないものであっても、未来の自分が見たときに、ぱっとどれが最終版かわからなくなります。

一体どれがほんとの「完成」なんだよ?!

こんなことになったら最悪。

そして、どれが最終バージョンになるかはわからないのに、「最後」とつけるのは意味がありませんよね。

「完成.mp4」「最終.mp4」とはおさらばしてしまいましょう。

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なぜ「〇〇完成」のような命名をしてしまうのか。そしてなぜやってはいけないか

学校のPCをのぞいたときに、先輩や他の部員が作ったファイルが「完成.mp4」「本当の完成.mp4」「〇〇 これが最後だぁぁああ.mp4」みたいなことになっていました。

あちゃー……これはどういうことなんだ……と。

そこでファイル名に「完成」「最後」とつける文化に出会いました。

フォルダ名に「完成」とつけて、その中に「部活紹介.mp4」と保存してあるならまだわかるのですが、ファイル名が「部活紹介 完成.mp4」みたいになっているのです。

これはどういうことなんだろうか、と勝手に考察してみます。

 

ほとんどの人は、フォルダにてプロジェクトを分けているはず。

つまり、階層(ツリー)を見ればなんの素材や動画が入っているか、なんとなーくわかるようになっています。

完成.mp4までのパスに、プロジェクト名が入っているため、何のファイルなのかはそこで想像できる。

だからこそ、「完成.mp4」とかにしてしまうのかもしれません。

そうすれば、動画までのパスが~/ビデオ/プロジェクト01/完成.mp4のようになるため、別に困ることもないように見えます。

 

もしくは、「〇〇最後.mp4」であれば、〇〇で大体わかるようになっている……のかもしれません。

 

 

だが、しかし。

次のようなことをしたいときに、どうなるでしょうか。

  • 編集ミスが見つかったので、一部直して書き出したい
  • 完成動画の総集編を編集してみたい
  • 書き出した動画ファイルを一つのフォルダにまとめたい
  • 「完成.mp4」を誰かに送らなければならない

 

……

 

…………

 

………………

 

そうです。

例えば、「完成.mp4」という名前であれば

再編集のとき、上書きするか、違う名前である「完成_完成.mp4」や「完成1.mp4」という風にしなくてはなりません。

もう一つファイルを作る際は、完成の完成.mp4という名前にせざるをえない。

これではどんどん命名規則に無駄が生まれますし、ぱっと見てわかりにくいです。

 

例えば

「完成.mp4」という名前だと、

総集編を編集するとき

AviUtlの編集画面。編集オブジェクトの名前が、すべて完成.mp4になっていて、区別がつかないパターン。

どれがどの動画ファイルなのかわからなくなります。

 

ましてや、同じ名前のファイルは一つのフォルダ内に置くことはできませんよね。

「完成.mp4」と「完成.mp4」だった場合です。

「宛先には既に "完成.mp4" という名前のファイルが存在します。」という通知。上書きするかスキップするか、はたまた名前を変えるかを選ばなければならない。

地獄。

そうでないシリーズものでも、「〇〇#1完成.mp4」「〇〇#2完成.mp4」というのは、“完成”が重複していてややこしいです。

 

そして、誰かに送る際も、何のファイルなのか、こちら側も向こう側もよくわからない……ということが起こります。

 

「〇〇完成.mp4」は、名前が決めやすく直感的ではあるものの、上のようにデメリットが大きいですよね。

それなら初めから命名規則を決めておきましょう。

 

では、どんな命名規則にするべきなのでしょうか。

解決策(案)はたった一つです。

解決策/「短縮名#話_編集バージョン.mp4」にするべし

動画のファイル名は、タイトルの「短縮名」と(シリーズであれば)何話目なのか、そして必要に応じて「バージョン管理」(番号)を使えば、スマートになります。

もちろん、ここに「完成」や「最後」は使いません。

ここで命名の例を出している。短縮名の「マイクラ実況」とハッシュタグを使って3話目を表す「#3」、アンダースコアと英字のvと数字の02を組み合わせて編集バージョン「_v02」を示し、その後に拡張子の「.mp4」が続く。

ちなみに、保存する命名規則は以下がすべてじゃないので、自分でわかりやすい命名規則を見つけてみてくださいね。

 

まず、なんの動画かわかるように、名前を短縮しましょう

タイトル「大音量で実況をしていたら近所のおじいさんとコラボすることになりました」

という単体の動画名であれば、適当に「近おじコラボ」という名前にしておきます。

 

シリーズ化する予定であれば、ハッシュタグ(#)を使って「近おじコラボ#1」のように、何話か表すものを短縮名の後に続けます。

ハッシュタグはファイル名に問題なく使えるものです(Windowsで確認済み)。

ここを「近おじコラボ1」「近おじコラボ_1」のように付けると、バージョンを入れたときにややこしくなるので、「#」を使っちゃいましょう。

 

その短縮名(+何話目か)の後に、再編集した際のバージョン番号をつけていきます

どれくらい修正する可能性のある動画かを考えて、番号の長さを適度に決めていきましょう。

 

例えば、それほど再編集することのない動画であれば、短縮名のあとにアンダースコアなどを続け、その後に番号を続けます。

初めの書き出しはバージョン番号をつけなくて大丈夫ですが、再編集しそうだなぁと感じたら初めからバージョンをつけておくと無難です。

なんの番号なのかわかりにくければ、バージョンの頭文字「v」を使って「v02」のようにしても良いかもしれません。

バージョンが1つ増えたら、「近おじコラボ_v02」のような感じですね。

シリーズものであれば、「近おじコラボ#1_v02」。

「近おじコラボ#1_v01」、「近おじコラボ#1_v02」という名前がついている。

ここはそれぞれの好みにあわせて。

後の混乱を防ぐために、シリーズごとに同じ命名規則を使用すると吉です。

 

シリーズものであれば、書き出して投稿した後(本当の完成が訪れた場合)に、古いバージョンのファイルと、うpした動画の名前から見やすくする目的でバージョン番号を削除して大丈夫です。

最新バージョンだけ残し、そのファイルのバージョンである、アンダースコア以降のv02を削除した。

そのまま残しておくと冗長ですからね。

 

 

学校や結婚式、仕事上で編集していて、単体の動画を「頻繁に再編集する」可能性があれば、次のようにしてみましょう。

アンダースコアのあとに、1~2つの「-」(ハイフン)を使って「v1-2」「v1-2-2」のように番号を振ります。

「部活紹介_v1-0」のような感じです。

小規模の修正であれば「v1-2」→「v1-3」のように、中規模の再編集であれば「v1-2」→「v2-0」にします。

大体2つ番号があれば足りますが、大きくバージョンの変わる動画を作る場合は、「v1-2-2」のように「v大規模-中規模-小規模」でまとめます。

「〇〇部紹介_v1-2-2.mp4」という名前をつけた。

ここに「.」を使いたくなりますが、環境によっては不具合のもとになるようなので、できるだけ避けましょう

ちなみに私は、こっそり「.」を使っていました(わかりやすいし不具合も起きなかったんだもん……)。

もし使うとすれば……「部活紹介_v1.12.2.mp4」となりますね。

ハイフンではなくドットでバージョンを区切った。

こっそり……ね?

うーん、見た目が拡張子と混ざってやや複雑なのは否めない。

注意点/エンコードの際に、長い動画は絶対に上書きしない(必ず保存するごとにバージョンを変える)

特に実況動画であれば、動画を書き出しする際は絶対に上書きしないほうがよいです。

「名前をつけて保存の確認」画面で、ファイル名が同じであるために、上書きするかの注意が出ている。しかし、ここで容易に上書きしてしまうのはNGである。

編集プロジェクトの上書きはおkですが、書き出しする動画ファイルの上書きはオススメしません。

なぜなら、修正前のデータがほしくなる場合や、まれに機材の不調で書き出しミスするからです。

 

例えば、修正箇所を修正し、上書きした場合どうなるでしょう。

修正前のデータは上書きされ、削除されます。

そうなると、修正前後のデータを比較できなくなります。

 

また、PC機材の不具合で書き出しに失敗した場合、上書き途中のデータが削除され、かつ書き出しに失敗……という、何も残らない状態になります。

特に長い書き出し時間がかかるものはなおさら悲しくなってしまうので、メンタル的にも「上書き」はオススメしないのです。

締め切り間近の動画であれば、とりあえず書き上がっているものがあるというだけでも、かなり救いになります。

つまり、後ろにv2でもいいのでつけて、上書きせず新規ファイルとして保存しておこう、というわけです。

解決策の“バージョン管理”でどうなる

こうして「短縮名_バージョン管理.mp4」にすれば、さっきの問題が一挙に解決できますね。

例えば、再編集して書き出すときに、シリーズものでも「〇〇#1_v01」「〇〇#1_v02」「〇〇#1_v10」……という風に、修正してもバージョンが増えていくことに。

「近おじコラボ#1_v01.mp4」「近おじコラボ#1_v02.mp4」……といったように、動画ファイルのバージョンが続いている。

動画ファイルを間違って上書きしてしまった……戻したい、なんてこともなくなります。

 

総集編を編集するときも、

AviUtlの編集画面、オブジェクト名が1話、2話、3話と表示されているため、どんな動画を指しているのか一目でわかる。

タイムラインにおいたファイルの名前が「近おじコラボ#1」「近おじコラボ#2」「近おじコラボ#3」のように、わかりやすい形になるはずです(※投稿後にバージョン部分を削除した例)。

 

そして、書き出した動画ファイルを一つのフォルダにまとめたいときも、エクスプローラーなどのファイル管理ソフトでみたときに、順番通り表示(ソート)されます。

エンコード済みの動画を入れるフォルダを作成し、その中にシリーズ動画を入れている。1話、2話、3話というよう順番に表示された。

最後に最新の動画が来るので、ファイルを探すとき、これでかなり楽です。

これにて一件落着。

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